静けさに包まれる街、金沢を歩いて

kanazawa

季節の変わり目、少し心を整えたくて、金沢へひとり旅に出かけました。

大きな観光地でありながら、どこか落ち着きがあって、ひとつひとつの風景が丁寧に息づいている…そんな印象の街です。

まず訪れたのは兼六園。

朝のまだ静かな時間帯、木々の葉が朝露で光っていて、まるで風景画の中を歩いているような感覚になりました。

水面に映る空と、通り抜ける風の音。

自然と足取りがゆっくりになり、心も同じように落ち着いていきます。

そのあとは、ひがし茶屋街へ。

石畳の路地に立ち並ぶ町家の風景は、まるで時間が止まったかのよう。

静かなカフェで加賀棒茶をいただきながら、ただ外の景色を眺める時間がとても贅沢でした。

旅の中で感じたのは、「静けさ」こそが、いちばんの癒しになるということ。

賑やかな観光よりも、自分の心と対話するような時間がほしくて訪れた金沢は、まさにその願いを叶えてくれる場所でした。

またひとつ、心がほどける場所に出会えた旅。

次は冬の金沢を歩いてみたいな、そんなことを思いながら帰路につきました。

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